大学入試改革での面接重視化について思うこと

最近思っていることのまとめシリーズのさらに続き

昨年10月と少し前の時事ネタですが、

 

 

・政府の大学入試改革で学力より面接重視の提言について

※掲載サイトとかは多くあるので検索でお願いします。

これもずっと前から学力よりも推薦面接重視の声が叫ばれてて、
昨年秋に再び同じ要望を識者が政府にかけることで本格的に話題になりましたが、
個人的には単刀直入に言って大学入試を入社試験と同じようにすればいいわけではないし、

これには賛成できないです。
今は大学全入や少子化などの影響もあり、私立大を中心に大学生の学力が著しく低下している問題もありますし、
むしろただでさえ今よりさらに学力軽視するのは学力低下や学問理解低下をさらに進めてしまいます。
だから大学側ではむしろ推薦・面接重視の入試制度には反対の姿勢が強くなっているものです。
人間性に優れた学生ほしいと言いますが、では面接重視入試で選抜される学生の人間性とは具体的に何か、
またそれで本当に学業にふさわしい学生が選抜できるなどの問題も多くあるようです。
また、面接入試もいきすぎると、学業面で優れた学生よりも大学側にとって都合の良い人ばかり

恣意的に選ばれる可能性も高くなり、いわゆるコネ入学や裏口入学が今までより

さらに蔓延ってしまう危険性もあります。
アメリカとかでは面接重視で、というような意見もありますが、そもそも日本と外国では文化や事情なども
かなり異なりますし、何でも欧米などを制度を取り入れればいいわけではありません。
少なくとも日本では昔から学力中心の入試制度でうまく行けたわけですし、
入試改革するにしてもやはり学力重視の範囲面でいき、
代わりにペーパーテストの問題の内容・形式についてより本質的な思考・理解力が
問われるように工夫するようなことが良いのではと思いますね。

ちなみに「いつやるか、今でしょ!」で有名な林修氏も受験は学力重視志向で、

この制度には反対しているようです。